ルアー
メガバスの伊東由樹氏がグッドデザイン賞2026を受賞、ルアーとロッドが対象
バス釣り用ルアーと渓流トラウト用ロッドが対象となり、社会課題の解決や暮らしの質の向上への適合が審査された。
Fishing Press編集部
「Gマーク」で知られるグッドデザイン賞2026において、釣具メーカーのメガバスに所属する伊東由樹氏が受賞した。対象は、バス釣り用ルアー「ドッグマックス(itoエンジニアリング)」と、渓流トラウト用ロッド「グレートハンティングシリーズ(itoエンジニアリング)」の2点である。
グッドデザイン賞は国内外の企業や団体が参加するデザイン賞である。審査では、製品が社会課題の解決や暮らしの質の向上といった目的にどれだけ即しているかが見られる。見た目の新しさだけでなく、使う人の役に立つ設計かどうかが評価の軸になる。
ドッグマックスは、メガバスが長年展開してきたペンシルベイト「ドッグX」シリーズの最新作で、今年発売されたばかりのモデルである。ペンシルベイトは水面で左右に首を振らせて魚を誘うルアーで、シリーズの設計思想や機構を集大成したものと位置づけられている。使い手の熟練度にかかわらず、釣れる動きを適切に生み出せる点が特徴とされる。
グレートハンティングシリーズは、メガバスが40年の歴史を持つネイティブトラウトのブランド名を冠したロッドである。ネイティブトラウトとは、ヤマメやイワナなど在来のトラウト類を指す。本文では、ヤマメ、イワナ、ニジマスなど多様な環境に生息する魚が例に挙げられている。
「グレートハンティングロッドシステム」と名付けられた機構は、多様な環境に生息する魚に対して合理的なアプローチを実現する点が評価された。渓流釣りでは、川の流れや地形、魚の付き場所によって必要な操作が変わるため、ロッドの設計が釣果と疲労の両方に影響する。
渓流釣りは、山あいの小規模な河川で浅瀬や淵を一つずつ探りながら魚を狙う釣りである。魚の数は限られ、一投ごとの精度が求められるため、道具の操作性は釣り人の満足度に直結する。
今回の受賞は、道具の機能性を使う人の立場から考えた設計が、デザイン賞の審査対象になりうることを示す例といえる。ルアーやロッドの性能を、使い手の熟練度や釣り場の環境に結びつけて設計した点が注目される。
渓流での釣りには、各地の漁協が定める遊漁券の購入、禁漁期間、キャッチ&リリースなどの規則がある。釣り場では必ず管轄の漁協や自治体の発表に従うこと。今後の販売計画や展開の詳細は、メーカーの発表を待つことになる。
Fishing Pressの見方
バス釣りのルアーと渓流トラウトのロッドという、対象の異なる製品が同じ賞に選ばれた点が特徴である。釣り具の評価軸は、釣果や耐久性といった性能に加え、使う人の負担や判断のしやすさへと広がりつつある。ルアーやロッドを選ぶ際も、外観だけでなく、どの場面を想定して設計されたかを確認することが、道具を生かす近道になる。グッドデザイン賞の受賞は、性能を釣り人の生活や釣り場の文脈で捉えた製品づくりへの評価と見ることができる。
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