HISTORY
釣りと釣具の歴史
釣り針、竿、リール、ライン、疑似餌の移り変わりを年代順にまとめた。
- 2〜3世紀
アイリアノスが毛鉤釣りを記録
ローマのアイリアノスは『動物の特性について』で、マケドニアの人々が赤い羊毛と羽根を針に巻いた疑似餌で魚を釣る様子を書いた。毛鉤釣り(フライフィッシング)の最も古い記録の一つとされる。
- 1195頃
中国の絵画に描かれたリール
南宋の画家馬遠の「寒江独釣図」には、竿にリールのようなものを付けて釣る人物が描かれている。釣り用の巻き取り具を示す古い図像として知られる。
- 1496
『釣魚論(A Treatyse of Fysshynge wyth an Angle)』
イングランドで印刷された『セント・オールバンズの書』の第2版に収められた釣りの論文で、ジュリアナ・バーナーズの作とされる。竿や糸の作り方、毛鉤の巻き方まで書かれ、英語で最古級の釣りの手引きである。
- 1651
トマス・バーカーの著書にリールが登場
トマス・バーカーの『The Art of Angling』は、竿に付ける巻き取り具(winch)に触れた英語の古い文献として知られる。
- 1653
アイザック・ウォルトン『釣魚大全』
アイザック・ウォルトンが『The Compleat Angler(釣魚大全)』を出版した。釣りの技術だけでなく、川辺の暮らしや釣り人の心構えを対話で描き、今も読み継がれる釣り文学の古典である。
- 1676
コットンによるフライフィッシングの章
『釣魚大全』第5版に、チャールズ・コットンが書いたフライフィッシングの章が加えられた。川の流れに合わせた毛鉤の使い方を詳しく述べ、フライフィッシングの古典となった。
- 1788
江戸和竿の泰地屋東作が創業
竹を継いで作る江戸和竿の総本家とされる泰地屋東作は天明8年(1788年)の創業である。江戸時代後半には釣りが武士から庶民の楽しみへと広がった。
- 1810頃
ケンタッキーリール(多重巻きリール)
ケンタッキー州の時計職人ジョージ・スナイダーが、ハンドル1回転でスプールが何回も回る多重巻きのリールを自分用に作った。ベイトキャスティングリールの源流とされる。
- 1852
- 1856
- 1886
ハルフォードのドライフライ理論
イギリスのフレデリック・ハルフォードが『Floating Flies and How to Dress Them』を著し、水面に浮かべるドライフライの釣りを体系化した。
- 1891
- 1902
ヘドンがルアー会社を設立
ジェームズ・ヘドンと息子がミシガン州ダウアジャックで会社を興し、木製プラグ「ダウアジャック・ミノー」を売り出した。アメリカのルアー産業の始まりの一つである。
- 1905
イリングワースの固定スプールリール
イギリスの繊維業者イリングワースが、糸巻き機をヒントにスプールを回さずに糸を出す固定スプールリールの特許を取った。スピニングリールの原型とされる。
- 1925
- 1932
- 1932
- 1936
ラパラのミノー誕生
フィンランドのラウリ・ラパラがコルクを削り、弱った小魚の泳ぎをまねたミノーを作った。1938年に地元の店で売られ始め、のちの「オリジナルフローター」となる。
- 1938
- 1938
- 1948
ミッチェル300
フランスでスピニングリール「ミッチェル300」が登場した(1940年代後半)。ベールを備えた現代的なスピニングリールの原型とされ、世界で数千万台が売れたという。
- 1949
プラスチックワームの誕生
オハイオ州のニック・クリームがビニール系の柔らかい素材でミミズ形のルアーを作った。1951年から通信販売され、ソフトルアーの始まりとなった。
- 1949
- 1952
- 1955
- 1957
- 1958
- 1959
- 1960年代〜70年代
- 1970
- 1971
フロロカーボンの釣り糸
クレハがPVDF(フロロカーボン)製の釣り糸「シーガー」を発売した。同社は世界初としている。沈みやすく擦れに強いため、ハリスやリーダーとして広まった。
出典:kureha.co.jp
- 1973
グラファイトロッドの登場
フェンウィックがシカゴの展示会でオールグラファイトのロッド「HMG」を発表した。軽く感度の高い炭素繊維のロッドが、グラスロッドに代わっていった。
- 1975
- 1987
- 1990年代
- 1992
- 2005
- 2008
- 江戸時代
- 縄文時代
骨角製の釣り針
日本各地の貝塚から、動物の骨や角を削って作った釣り針が見つかっている。返しの付いたものもあり、縄文時代の人々がすでに釣りで魚をとっていたことがわかる。